シリコンバレーの素晴らしいところ

世界一のITエンジニアと企業が集まるシリコンバレー。何が良いのだろうという事を何度も考えているのですが、結局のところウマく言語化できない。

しかし、自然環境の面で言うといくつか思い当たることがあります。

気候が良い。今は雨期で雨続きだけど、一年を通して温暖で雲一つない空が広がる期間が長い。これ結構重要で、朝起きたときに晴れているとか、外に出ると清々しいとか、気持ちがスゴく良い。シアトルとかに比べると、心の病にかかる人や自ら命を絶つ人が少ないというのは実は気候面が関係しているのではないかとホンキで思う。

汗をかかない。夏場気温は高いのに湿度が少なく、カラッと涼しいのは西海岸の特徴でしょう。日本の雨上がりや夏場の不快な感覚がないです。かくのは、打ち合わせ中の冷や汗くらいでしょうか。。

ゴキブリが居ない。見た事ない。そのかわり見た事もない小さな虫(つぶすと粉っぽくなる生物)が居たりしますが害はないのでストレスを感じません。

蚊が居ない。なぜか蚊が居ない。スゲー。

杉花粉が散布していない。これ個人的には最強の理由。日本ではそろそろ飛び始めたという説もちらほら聞きますが、杉花粉のピークである3〜4月を薬いらずで、日中、薬の副作用で頭がボーっとすることもなく、夜も快適な睡眠ができるという理由はココに住んでいたい理由の一つかもしれない。※杉以外の花粉はとんでいるようです。


ストレスを感じる要素が少ないという気候の条件って実はかなり大切だなぁと。シリコンバレーに住んでいる人に取っては当たり前かもしれないけど、実は意外に大事な要素なのではないかと思った次第です。

アメリカの銀行事情

ちょっと驚いた事。

銀行へのお金の振込は、日本ではオンラインで処理されるのが普通だけど、米国ではちょっと事情が違う様子。

ある日、銀行へお金の振込を振り込みに行った時の事。少し遅い時間だったので受付には行かず、ATMでの振込をした。日本と同じ感覚で、ATMで振込ボタンを押してキャッシュディスペンサーにお金を入れた。

次の日の昼頃、ケータイ電話に電話がかかって来た。振込をした銀行からだった。

「あなた昨日、お金振り込んだでしょ?お金はそのまま入れてはダメよ。封筒に入れるようにしてね」

はて、この人は何を言っているのだろうと逡巡するも、聞いてみると、今振り込み作業をしているとの事。

てっきり日本と同じように即座に口座に入金される物だと思っていたので、驚いた。そして理解した。バッチ処理なんだと。

日本で言う夜間金庫のイメージでしょうか。ATMで入金した物は、特定の時間に一度に処理をする様子。

で、僕が振り込みしたお金だけ封筒に入っていない物だから、ご丁寧に電話をかけてきてくれたのです。なんだか非効率だなとか思いながらも、こんなアメリカは、日本よりは生産性はとても良いのですよね。全体最適化ができているのでしょう。

とっても面白い経験をしたのでした。

iTunes Storeのすごさ

アメリカにきてからシリーズ。

こちらに来てからというもの、音楽CDを沢山買うようになった。

もっぱら購入するのは iTunes Store 経由なんだけど、米国の iTunes Store では一曲あたり$0.99 、アルバム一枚あたり$9.99 ~ $14.99 で買えてしまう。日本のアルバムも取り扱い数は少ないけれど、日本のiTunesストアの価格より安く買えたりする。

AmazonMP3 は、DRMフリーの上に、音質も、値段も良いのに、ついついiTunesで買ってしまうのはなぜだろう。

もっぱら家では iTunes で音楽を流しているのだけれど、何かWebを見ていて気に入った音楽が流れていたりすると、iTunes で検索しているように思う。それは検索性と製品の一覧性が(Amazonよりも)とても優れているに加え、商品への導線がきちんと確保されているからだろう。リコメンデーション機能も備えているので、ついつい一度に何枚も購入してしまう。今では月に4〜5枚のペースでアルバムを購入している。

必要な情報に素早く手が届く優れたユーザインターフェースとはこういう物かと、今更ながらに思い知らされる。これに加えて、噂されるAppleの電子ブックが加わったらと思うと、ちょっと楽しくなりそうだ。

というわけで最近買った、CDをご紹介。Amazonだけど(笑)


Karen’s Swingin’ Party!!

Karen’s Swingin’ Party!!

Greatest Hits: History 1

Greatest Hits: History 1

EAT A CLASSIC 2

EAT A CLASSIC 2

Nipponized

Nipponized

Street People

Street People

The Land of Freedom

The Land of Freedom

Michael Jackson の歌をじっくり聞いたのは初めてなんだけど、良い音楽ですね。今頃知ったのが悔やまれるほどに。

2010目標

さて、少し遅くなりましたが新年の誓い。

社会人になってから毎年目標を立てるようにしているのですが、こなしているうちに、僕の中でいくつかルール的なモノができてきているので、書いておきます。

  • お仕事面と生活面の2つの側面でそれぞれ複数個(2〜3個)用意する
  • 目標は年末に振り返ったときににどの程度達成できたか判断できるように、数量的に判断できるものにする
  • もしくは数量的な裁量ができるようにビジョンから落とし込む
  • 各目標の方向性はそれぞれ同じ方向を向いているモノにする。相乗効果が期待できそうなものであればなお良し。お仕事面と生活面の関連もあれば良い。
  • (なるべく)単年で達成できるものを選択する
  • 達成した目標は次年度以降も(なるべく)継続するようにする

という感じで目標を立てています。だいたい12月に入ったくらいから、一年の振り返りと翌年の目標を考え始めています。

2010年の生活面での目標はこんなです。

1. Jazzのセッションに1度は参加する
2. ローカルな友達を30人作る
3. ブログまたはmixi日記を1週間に1回はアップする

1. Jazzのセッションに1度は参加する

アメリカでサックス吹きたいという夢を現実にしたいと思います。
腰痛になってから全然サックス吹けていないので、レパートリー曲を増やして参加したいと思います。さらに体力と筋力もリカバリーしなければ!!

2. ローカルな友達を30人作る

英語力の向上に加えて、自分自身をさらに魅力的にしたいと思います。
Facebookのアカウント数でカウントかな?

3. ブログまたはmixi日記を1週間に1回はアップする

最終的にTwitterのログになりそうで怖いのですが(笑)、ラスト1年になるであろうアメリカ生活。感じた事や考えたことを定期的に綴る訓練をして行きたいと思います。mixiに関しては生活またはプライベート、ブログに関してはビジネスもしくはそれに準ずる事という分類にしたいと思っています。


あとは、昨年の反省点を挙げるのであれば週末や休日に仕事をしている点。ただでさえ日本と比べて休日が(7日〜9日程度)少ないのに、週末もほとんど仕事をしているという状況なので、少しは改善するべきなんだろうなぁと。まぁ、この辺りで働いている人たちに比べ、能力的に秀でているわけではないので、前向きに善処かな。

というわけで、残り期間もがんばります。

2010年ご挨拶

あけましておめでとうございます。

はやいもので、アメリカ生活ももうじき1年目になろうとしています。振り返ると2009年はとても大きな節目の年であり、激動の日々でした。新しい国での生活は、想像以上に肉体的にも、精神的にも疲労への影響が多く、生活面/仕事面での基盤作りに想像以上に時間を費やされた一年でした。今年は昨年巻いた種を実らせる、もしくは刈り取る作業。というのが大きなイメージなのですが、なにはともあれ今年も邁進して行きたいと思います。

さて、例年のごとく今年の抱負などを書こうとも思うのですが、その前に年末年始の出来事を少し。
何をしていたかというと、日本から遊びに来た友人達と共に、サンフランシスコで年越しをしました。

社会人になってからの年末年始は、各地方の友達と会って親睦を深めたり、友人宅に集まって年越しをする。というのがお決まりのパターンで、いわゆる正月っぽい行事(除夜の鐘、初詣、雑煮、おせち料理箱根駅伝高校サッカーなど)をこなしつつ まったりと過ごすという言葉が適切なのですが、今年はレジャーや食事をたくさん楽しみつつ、過ごさせていただきました。

アメリカでの年越の感想としては、日本と異なり、切り替わりのスピードが早く、盛り上がるテンションが高いなぁということ。
日本の正月というのは、年末年始にかけてイベントが緩やかにたくさん用意されていて、新年を迎えるにあたり、徐々に気持ちを切り替えていくスタイルなのに対して、アメリカはクリスマスムードを引きずりつつ過ごし、日付が切り替わるタイミングで爆発して、いつもと変わらない日常に戻るという感じ。他の地域がどうかわかりませんが、この切り替えの差は国民性の差かしら?と感じたり、スピード感あふれるシリコンバレー的な雰囲気を垣間みることができた貴重な体験でした。

というわけで、この冬休みは割と慌ただしいままに過ごさせていただきました。
このままの勢いで2010年も頑張って行きたいと思いますので、本年もよろしくお願いします。

Keurig 購入の巻

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美味しいインスタントコーヒーが自宅ですぐ飲めるというKeurig。最近、僕の身の回りではお掃除ロボットRumbaがはやっているのですが、そんな様子を横目に、Keurigを購入しました。

もともとこのKeurigの存在を知ったのは、こちらで企業訪問していたとき。シリコンバレーの企業(特にベンチャー企業)では、キッチンルームに通されて飲み物を自分で用意するというスタイルが多いです。で、とある企業を訪問したときにこのKeurigに出会ったわけです。

飲み物の作り方は簡単で、ハンドル部分を開けて、K-Cup(粉とフィルターがセットになったカップ)をセットしてボタン一つですぐ出来上がり。とってもチャーミングな仕様にほれてしまった訳です。K-Cupはアメリカでは100種類近く揃っており、コーヒーだけでなくお茶、紅茶、ココアなどなど品揃えがとても良いです。K-Cupはスーパーなど身近なお店にもあるので、気軽に買う事ができます。

K-Cupは1つの種類あたり大体18個のパックで売られているのですが、お値段約$10。一杯当たり¢50でウマい飲み物が飲めてしまう訳です。最近スターバックスで使う金額もバカにならなくなって来たので、クリスマス商戦を言い訳にゲットしちゃったわけです。

さらに、Keurigは日本でも販売しているようですが、どうやらK-cupの品揃えであったり、カップの大きさが違う(日本の方が小さい)ことに加え、カップの金額も倍近くする様子。。日本にもって帰る時にK-Cupをワンサカ購入してやれば元もとれるだろうという魂胆が働いたのは言うまでもない。

というわけで、我が家にお立ち寄りの際には、是非Keurigでお茶をしましょう。

一時帰国の巻

目下時差ぼけ中でこんな時間に(米夜中の3時)ブログしています。

11/5 - 11/11まで日本へ帰国していました。3月に渡米してから実に8ヶ月ぶりの日本です。

滞在中は超過密日程で、ヘトヘトになりつつもなんとかやり終えた感が強いです。
メモかわりにつらつらと。

■プレゼンがヘタクソになってた。
日本に居る時は大人数(8人以上)くらいのプレゼンは定期的に実施する機会があり、それなりに説明はできていた(と自分では思っていた)のですが、久々に10人規模のプレゼンを何本かしてみると、あら不思議。かなりヘタクソになっているではありませんか。
プレゼンストーリーもさることながら、抑揚や伝えたい事がかなりぼやけてしまい、もうすこし効果的な場にできたなぁと振り返る。(それでも資料はそれなりに作り込んだので記憶と手元には残るのでしょうが。)

米国では少人数(1人、2人)での事業説明はこなしていたので、"久々感"がカナリでてしまったなぁと反省。今後はセルフチェックのプロセスを作るなどして対応する予定。
逆に少人数での打ち合わせは割と慣れた物で、一発勝負かつ相手の出方/空気を見つつ対応できていたのでその辺は成長したなぁと思いました。

■プレゼンは4回目からが饒舌になる。
上記にも関係しますが、プレゼンは何度かこなして行くうちにその場の雰囲気を利用して話せるようになるということを確認。折角お時間ちょうだいして集まっていただいているので良い物を持ち帰ってもらえるように精進するです。

■離れて分かる、日本と会社の様子
一人で(そして他社の中で)生活しているとホントいろんな事に気づきます。言葉にするのって難しいのですが、シリコンバレーの晴れやかな空の下で繰り広げられる鬼気とした戦いの感覚というものは、日本へフィードバックできる事が多いなぁと。

■余裕があるから人に優しくなれる
僕だけかもしれないけど。一人で生活しているとホント消費が激しい。日本に帰るまではスッカラカンになりつつあったのですが、今回改めて話をするうちに気づきました。


久々の日本では短期滞在にも関わらず100人近くの人とお話できました。美味しい料理いただきましたが、気心知れた人たちに会って話す事ができ、バカ話含めてたくさん話しているうちに、勇気と元気をさくさんもらって帰る事ができました。

これからもがんばります!!