ビジネス本が売れるワケ。
僕はいわゆるビジネス本や、ハウツー本をあまり読みません。
ここでいうビジネス本とは
「○○ができるようになる」、「xxな人の考え方」
などの本です。
昨年大ヒットした、「バカの壁」もこれに類すると思います。
本屋で手に取ったことのある、この手の本は、
- 自分にとって当たり前のこと
- 少し考えれば思いつくようなこと、
が内容の大部分を占めており、結果として薄い内容の本が多いからです。
しかし、世の中ではビジネス本が売れています。Σ(゚Д゚ υ)
何故でしょうか?
何故だと思いますか?
確かに、主張がない人や、自身がない人が増えているなど世の中では言われているようですが、
ビジネス本を買う大多数の人が、''本当にビジネス本によって活路を見出しているのか?''~
と考えると単純に「自分の中に主観や信念がないから読む」ということだけではなさそうです。
かくいう私も、最近''' 「人を10分ひきつける 話す力 斎藤孝」'''を購読したのですが。(;゚д゚)ァ....
なぜだろう、と考えつつ、読んでいたら、いくつかトピックが見つかったので記載しておきます。
ビジネス本から得られるメリット
- 言葉の置き換えが発生する
- 見知らぬ他人に話すときに便利
- 自分のバックボーンになる
1.言葉の置き換えが発生する
自分にとって当たり前のことでも、本を読むことで再認識できます。
知らないことが見つかれば、新たな発見です。 発見(*゚Д゚) ムホムホ
通常、ビジネス本を出版する人は、知識、経験、技術といったものが信念として身についている人たちの本だと思います。
''信念は言い換えると心です。''
その心を「わかりやすい言葉に置き換えて」自分に取り入れることができます。
取り入れた言葉は、血肉となります。
血肉となったものは、いつかどこか目に見えないところで役に立ちます。
1つめが、言葉の置き換えによるメリット。ヽ(´ー`)ノ
2.見知らぬ人に話すときに便利
共通の話題として、著名な本を読むというのは、結構大事。
普段あまり話をしない人とでも、話すきっかけになります。
これは、見ず知らずの人間が会話するWeb上でも同じことが言えるかもしれませんね。
例を一つあげると、
たとえば会社で、重役の方とお話するような機会ってあると思うんですが、
ある一定の地位にいる人は、それなりに信念を持っています。
ワタシも貴方と同じ考えです。などと言った所で
'''「この若造が、知ったかぶった口を聞くでない、俺はお前とは潜り抜けてきた修羅場の数が違うんだ」'''
となり逆効果になったりする事ってないでしょうか?
僕はこれに近い経験があります。
若いから発言を軽んじて見られたりするんでしょうね。
ま、ぶっちゃけムカついたりもしますが、ヒラリと流してあげるのが、心にも体にもいいです。
重圧と期待を背負っているだけあって、それなりのプライドも持っているということだと思うのですが。
なので、最近は、こういう時にビジネス本を引用してます。
「貴方の、その考え方って、あの著名な○○先生の本にも書いてありました。」
著名な○○と同等の扱いをされるわけですから、悪い気分にはならないと。
その人の信念に箔がついたりするワケです。
○○先生やXXさんが共通認識であれば、それって協力なパイプになるんですよね。
認知度や、高ければ骨太なパイプになる効果があると思います。
僕はこれを勝手に''パイプ効果''と読んでいます。(゚∀゚ )イイー
人間は、褒められれば気持ちが和みます。
和めば話も軽やかになります。
ええ、なりますとも。(゚Д゚ )ムホ
3.自分のバックボーンとなる
バックボーンとは、あなたの心です。
自分にとって当たり前の事でも、著名な本から得ることで、自信になります。
○○先生と同じ考えをしてるんだ。
と思うことができれば、自信がつきますよね?
ちょっとくらいの風当たりにも負けません。
自分の考えをアピールするときにも、同じ。
最後にまとめると
ビジネス本や、ハウツー本を鵜呑みにするのではなく、
そこから何かインスピレーションを得ることが大事だと思います。
ビジネス本を非難する人の多くは、字面をそのまま受け取っているからではないでしょうか?
僕は、
'''「当たり前のことしか書いてないから」、「そんなの常識ジャン」'''
とか本や他人を拒否するまえに、「どれどれ、ふむふむ」と耳と心を傾けるようにしています。
インスピレーションはいろんな所から得られますから。(・∀・)