シリコンバレーで半年過ごして学んだ事

僕はSI業界に勤めながら米国では商社に研修生という形でお世話になっているのですが、これまでの半年(というか既に8ヶ月目に突入)、ここまでの活動を振り返ってメモを残しておきます。

■ミーティングの目的とゴールをはっきりさせる
シリコンバレーの業界のスピードはかなり速い。これは現地で肌で感じたことですが、それを支える1つがミーティングの進め方ではないかと思います。ミーティングの冒頭、もしくは事前に会議のゴールをあらかじめ相手に伝えた上で進めます。また、ミーティングには必要最低限の関係者が参加する事が多いです。必然的に長時間程度の打ち合わせが少なくなり、回数も少なくなるし(もちろん長いのもありますが)、打ち合わせの最後には結論と次回までのタスク確認をする。これが結果的に、作業時間の効率化や労働時間の短縮にも繋がっているのだと思います。日本企業はかなり見習うべし。

■ギブアンドテイクで成り立つネットワーク
企業訪問の際は、上述の通りこちらの目的を短時間で伝える必要がありますが、打ち合わせの際には相手に取ってメリットがあるかどうかが即時に判断されます。メリットがないと判断された場合は、次回以降のコンタクトも難しくなります。逆に何かしらのメリットがあると判断された場合には、誠実にその後もお付き合いをしてくれます。自分をより高めてくれる人間にはきっちりと向き合って「ものすごく親切に」付き合ってくれることが多い。そしてそういった人たちがさらに面白い人を紹介し合うなど、同じ目的を持つ人たち集まりやす環境であると。
これは、仕事だけでなくプライベートにも言えるのが面白い。例えば現地人にテニスの対戦を申し込んだことがあるのですが、あまり上手くない僕は途中から見向きもされず、その場にいたもう一人の日本人ばかりにコミュニケーションが集中。その後も言うまでもない、非常に良い経験になりました。
このため自然と自分自身にも気合がはいるんですよね。
例えが良いか分かりませんが、短時間でお互いの良さをアピールするという意味で、合コンの感覚に近いかな?(なんかいろんな誤解がありそうだけどまぁいいや。)

■オン/オフの切り替え
日本や米国内での時差を考慮しながら働いていると、かなり遅くまで働く事もままあります。がしかし、どんなに忙しい時も土日などはしっかり休んで、レジャーしてリフレッシュするということを学びました。特に何よりも家族を大切にしているということが素晴らしい。ローカルな方々は朝早く、夕方5時には帰るという生活の様子ですが。家族大切です。

言語化することの大切さ
日本ではあまり意識していなかったのですが、口から発する言葉で意思を伝える事が最大のそして唯一のコミュニケーションの手段ではないかという気がしています。逆に行動や感覚、フィーリングなどというのは伝わりにくいっていうかあまり重要視されていないというか。出ない杭は無視されるとまでは言わないけど、そのへんに落ちている枯れ葉と同じ程度の扱い。頭の中で考えているだけじゃだめってことです。行動も思想も言語化しましょう。

■健康について
米国にて腰痛を煩ったのはかなり誤算。2ヶ月ほどは思うように活動できない苦しい日々が続きました。体と布団大事です。シリコンバレーにただ1つ持ってくるものを選べと問われたら日本で寝慣れた布団を持ってくるなぁ。
腰はおかげで回復しました。軽い運動なら少しできる程度。最近は筋トレ始めてます。

■あとは。。。
ギークな人間にお会いできていないのがちょっと意外というか、残念なところ。
これは僕の普段の活動場所に依存している部分もありますが、エンジニアの方々と仲良くなりたいです。


半年後くらいにまたアップデートしたいと思います。