フィクション部門
昨年、少年マガジン上で、朝基 まさし氏によって「電子の星」が短期連載されたのがきっかけで読み始めたIWGPシリーズ。
気がつけば、昨年は石田衣良さんの本を多く読んでいました。
でその中で、手にとった一冊が「4TEEN」。
直木賞受賞ですでに多くの方がご存知かと思いますが、14歳中学生男子の4人を書いた作品。
これから、大人になり、成長し、または失っていく過渡期にある中学生の姿は、いま、この年代になって読むとまた重みを感じます。
僕にも同じように過ごしてきた中学時代があり、登場する人物のどこかに姿を重ねてみたり、過去を振り返ってみたり。
青春というのはこういう事をいうのかと思いました。
読後の清涼感は有無を言わせないものがあります。
ってことで、フィクション部門第一位決定。