フィクション部門

4TEEN
4TEEN
posted with amazlet on 07.06.09
石田 衣良
新潮社 (2005/11/26)
売り上げランキング: 3610

4TEEN 石田衣良

昨年、少年マガジン上で、朝基 まさし氏によって「電子の星」が短期連載されたのがきっかけで読み始めたIWGPシリーズ。

気がつけば、昨年は石田衣良さんの本を多く読んでいました。

でその中で、手にとった一冊が「4TEEN」。

直木賞受賞ですでに多くの方がご存知かと思いますが、14歳中学生男子の4人を書いた作品。

これから、大人になり、成長し、または失っていく過渡期にある中学生の姿は、いま、この年代になって読むとまた重みを感じます。

僕にも同じように過ごしてきた中学時代があり、登場する人物のどこかに姿を重ねてみたり、過去を振り返ってみたり。

青春というのはこういう事をいうのかと思いました。

読後の清涼感は有無を言わせないものがあります。

ってことで、フィクション部門第一位決定。