大賞

一番悩んだのが、実は大賞だったりします。

青春の疼きを描いた「夜のピクニック」は大賞にしたいところもありますが、再読だしなぁと、思ってみたり。
実は純愛小説だということに気づいた「ノルウェイの森」も良かったですが、こちらもやはり再読。

で、結局これにしました。
マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉

マルドゥック・ヴェロシティ 2

マルドゥック・ヴェロシティ 3

マルドゥック・ヴェロシティ 冲方丁

以前、感想とも呼べない感想をアップしましたが、

脳みそってこんなに変化して、さらに衝撃に弱いものかと思った作品。

1巻は高揚感を。
2巻は緻密感を。
3巻は失望/堕落感を。

3冊読み進めるうちに自分自身がどうにかなってしまいそうに感じた作品は人生で初めて

一番大賞っぽくない推薦文なのが恐縮ですが、今年一年リアルな世界の自分にもっとも影響を与えた作品な気がします。

スターウォーズマトリックスなどSF好きな方、エンターテイメントな小説求めている方ぜひお勧めします。


ってことで、今年の本大賞は「マルドゥック・ヴェロシティ」で決まり。

また来年お会いしましょう。