スピードを上げる

そうそう、僕が自分自身に感じている無力感の理由の一つだったり、足りないと思う部分がこれ。

渋谷ではたらく社長のblog
http://ameblo.jp/shibuya/day-20060507.html

この2ヶ月。
これだけの期間があれば少人数のベンチャー企業なら完成させ、サービスインさせることができる。
〜〜中略〜〜
そんなことに時間を使っていては、ベンチャー組織にスピードで死んでも勝てない。

このスピード。いくら僕が良い企画やアイデアを思いついたところで、サービスインまで想定するとベンチャー企業のスピードには勝てないでしょう。

僕一人で超早でシステム開発ができて、それを直接誰かに提供できるのであればそれが良いと思いますが、一人でやっている以上、システム規模の限界もありますし、マンパワーとしてどこまでできるかのお話になってしまいます。現状ベンチャー企業には勝てそうにありません。

多くのベンチャー企業がそうであるように、自分ひとり(もしくは少人数)でシステム開発を行い、サービスリリースすることができればそれが一番最速であり、製作者の意図をエンドユーザに対して直接伝えることが用意に可能であると思います。それはつまりセールスという部分に関してもシームレスに活動することができるということです。

これが現在の僕が感じている無力感の一つ。僕はスーパーハカーではないのです。

次に、一人でだめなら複数人でやろうってことを考えます。より大きな規模のサービスを提供することを考えると複数人で協力して活動することが必要ですね。

そうすると、今度はいかに他人を巻き込んでいくかという事を考えてみるのですが、他人を魅了し、説得し、納得し、動かす。他人は人数が多くなればなるほど難しいです。気持ちや熱意をどのように伝えるかは今後の課題としている部分でもありますが、目標は100人、1000人の単位で人を動かせるようになりたい。

ベンチャー企業(小中企業)であれば、エンジニアも営業もセールス支援もフラットな構成で、自由に意見交換がされていて、営業企画や、エンドユーザへのアプローチ、マーケティングを全員で行うことをしている(していかなければいけない)のだと思いますが、どうしても企業が大きくなってくると組織が細分化され役割が与えられてしまい、部署間の壁などもでてきてしまい動きずらくなってきてしまいます。

大企業では、部署同士でマイナスな部分を強調しあうのではなく、協力して働く環境を作るようにお互いが努力することが求められるのだと思います。

また、本来システムの開発というのは、ものづくりのことだけではなく、以下の2つが考慮されているべきだと僕は思っています。

  • システムを開発し、作ったシステムを営業や提案部隊含め販売できるよう(販売しやすいように)に協力できるか。
  • エンドユーザ(お客さん)にどのような使い方を提供し、ソリューションの提案を考慮した上でシステム開発を行うか。

細かいことをあげていけばたくさんありますが、エンドユーザに対する想いと、社内に対する想いの両面から考えるべきだと思っています。

そういう制作者の意図を、セールス部隊や提案部隊に伝えること、販促部隊に伝えることがシステム開発者には求められているのではないでしょうか。

ちなみに同ブログでは組織が大きくなることに対して以下のような対策を記しています。

より小さなベンチャーとの競争で勝つためには、少人数で決定し、行動に移す組織に変身しなければならない。
〜〜中略〜〜
社内会議のための時間調整や、社内稟議を通すための手の込んだ資料作成は必要ない。
イデアを形にするプロセス。

(1)企画立案、発案  →  (2)ミーティング、ブレスト、調整 →  (3)資料作成、プレゼンテーション  →  (4)実行
(1)発案から、できるだけ速やかに(4)実行に移す。
(2)と(3)はできる限り省略する。
少人数での決定と実行には、組織内で「スピードが重要なんだ」という共通の理解と協力が必要。

自分だけでなく、他人をどう巻き込んでいくか。まだまだ、見習うこと多いです。

追記
>目標は100人、1000人の単位
1000人という規模を冷静に考えると気持ちが悪くなったので訂正します。規模としては50人〜100人。
ただ、一生のうちに他人に影響を与える人数として1000人という数字なら目標値にできるかな。その数字が、数字としてどれくらい多いか少ないかわかりませんが。(じゃあ目標値にならないじゃん!)
まぁそういう心積りってことで(^^