スマートメーター設置その後

昨年、12月頃に僕が住むアパートにスマートメーターが設置されました。

スマートメーターをご存じない方に簡単に説明すると、これまで各家庭に設置されているアナログ式(円盤式)の電気利用量を計測する機械を、最新のIT技術を使って管理することができるデジタル式のメーターに置き換えるというものなのですが、各家庭/業務ビルで使われている電気の使われ方を時間帯別や機材ごとに見る事ができるようになります。

一方、電力会社としては、毎回各家庭に検針員を派遣する必要がなくなったり、季節ごとの需要と供給に合わせて発電量の調整や、価格変動することができたりするシステムです。

アメリカでは政策の一つとして取り組まれている事もあって、今、注目されているIT分野の一つだったりします。僕が住むカリフォルニアなどを中心にいくつかの州で取り組みがすすんでいたりします。


で、話を冒頭に戻すと、僕の住むアパートもスマートメーターに変わって、個人的に興味を持って変化を観察しているのですが、一番驚いたのは、その翌月の電気料金が3倍くらいになっていました。*1

それまでの電気料金は、毎月$15〜17ほどだったので驚いたのですが、「寒い冬だったし、ヒーター使ってたので、高くなったのかなぁ」と思って様子を見ていたのですが、その翌月以降も見事に高いまま。

同じ事象がないか色々と検索をしてみると、同様の事象が多数報告されていて、ニュース記事になってたり、中には訴訟問題になっている所もあるとか。。

このスマートメーターを利用したビジネスというのは、IT屋としては、興味がある分野なのですが、一利用者の立場から発言するとかなり微妙。

そして、なんか、少し雲行きが怪しい。

*1:その時の様子は、Twitterに投稿した。http://twitter.com/ya2kanta/status/7661712206