60%の力だけで完成させる
全力投球をしたかどうか、一生懸命やっているかどうかが評価されるわけでなく、結果が全てなのです。 〜略〜 一生懸命することが美徳とされている面がこれまでありました。 しかし、全力投球はしないほうがいい、と考えたほうがずいぶん気楽になります。 全力投球することが情熱的ですばらしい、というのはウソだとさえ言えます。
コレは、まったく同意見。
ドッグイヤーの昨今、全力を出し切って100(だと自分的に思われる)の成果物を残したところで、要件や、定義が変わることは目に見えています。
(ましてや、人の気持ちは敏感に変化しますからね)
与えられている成果物に対して、あえて求められている最低限の成果物として仕上げ、他人の反応や評価を受けるアジャイルなビジネススタイルが良いと個人的に感じています。
最低限の成果物といっても手を抜くわけではなく、取り組み方に対する姿勢を変えるとでもいえばいいのかな?
自分が満足いくものではなく、相手を満足するための最低限を目指す。かな。
さらに、著者はこう続けています。
物事を「得意だ」と言えるかどうかは、60%の力だけで完成させられるかどうかが分かれ目だと思います。 ちょっと御幣がある言い方かもしれませんが、相手にはこちらが120%の力を出し切ったと思ってもらいたい、 しかし、こちらとしては60%程度の力しか出したくないのです。
これは非常に誤解されやすいかもしれないフレーズですが、
- 長続きさせるためにあえて60%の力で続ける
- いつも100%でしか物事をできないのであれば、それは、その人にとって不向きな事。
と言い換えると、しっくりきました。
どこかに心の余裕を持っていないと、見失うものって多いし、失ってから気づいても遅いですから。
これも、最近心がけている事だったりします。