ホームゲームをホームスタジアム以外で行うことの意義(#1)
去る、16日の鹿島アントラーズ戦にいってきました。
関東では貴重な国立競技場でのエスパルスホームゲームです。
僕は国立初観戦だったのですが、関東在住のサポーターとしては、エスパルスの試合をホームゲームとして観戦することができ、(試合内容はとても残念だったけども)良かったと感じています。
関東在住のサポーターとして、試合前の選手紹介や、パルちゃんや、オレンジウェーブが見れるだけで嬉しいものです。
しかしながら、試合後ネット上の掲示板や、コミュニティを拝見していると以下のようなポイントで議論されているものが多いです。
さらには
- 経営陣に対する非難
が上がっていたりしますが、それに対して、僕なりの意見を講じておきます。
言うまでもなく、エスパルスのホームスタジアムは「日本平スタジアム」です。
サッカー専用のスタジアムということで、陸上トラックを間に挟まない、日本有数のスタジアムであり、音響、臨場感はまさに日本一であると思っています。
多くのサポータが上記のような不満を募らせていることは、現実としてあると思いますが、では、その日本平スタジアムでの最近の観客動員数はどうか?以下に引用したいと思います。
第13節 7/19(水) 横浜Fマリノス 日本平 10,183人 5位
第16節 7/29(土) ジュビロ磐田 静岡 24,920人 5位
第18節 8/19(土) ヴァンフォーレ甲府 日本平 15,410人 4位
第20節 8/26(土) FC東京 日本平 16,177人 4位
第21節 8/30(水) 京都パープルサンガ 日本平 9,249人 4位〜〜清水エスパルス公式HPより引用〜〜
上記は、チャレンジ5と銘打った清水エスパルスの観客動員数アップを狙うプロジェクトの期間の観客動員数です。
静岡スタジアムで行ったジュビロ戦を除き全て日本平での試合です。
平均すると1万3千人弱の観客数を動員した事になります。
逆に言うと、チャレンジ5プロジェクトを企画した結果、2万人のキャパシティの日本平に1万3千人しか観客動員することができなかった。といった見方もできます。
では、昨日行われた国立競技場での人数はどうでしょうか。
第23節 9/16(土) 鹿島アントラーズ 国立 20,800人 4位
順位等の環境が不公平にならないように、昨年度のアントラーズ戦も引用したいと思います。
昨年度の1万6千人という数字は、降格争いをしていたこと、また沢登正朗選手の引退発表直後のホームゲームということもあってこの数字となっていると考えることができます。
今回は優勝争いをしており、また鹿島サポータからも比較的近くにある国立競技場での試合となったわけですが、2万人の顧客がスタジアムに駆けつけています。
どうでしょうか?
今回の試合を日本平で行った場合は、2万人の観客が見込めたのでしょうか?
答えはNo。
おそらく見込めて1万6千強、満員御礼には達することができなかったと思われます。
キャパシティー2万人の日本平スタジアムに1万5千人のオレンジ色のサポーターが集まれば、華やかに見え、そしてそれはサポーターにとっても、選手にとっても良い環境だという事は理解できますが、実際、集まる観客数というのは平均1万人、多いときで1万5千人しか人数が集まらないという現実的な問題に直面している事は見過すことができないと思います。
#細かく見ると、天候や連休、その日の気分、なども人数に影響を及ぼしていると思いますが、
では、フロントが何を考えており、どの点を考慮しているか、次回以降、経営という立場で考えていきたいと思います。